薬剤部
調剤室 |
当院薬局は現在薬剤師5名、薬剤助手2名の計7名のスタッフにて調剤、製剤、薬剤管理指導、医薬品管理などの業務を行っています。さらに、医師、看護師などのスタッフと連携しチーム医療の一員として患者さんの薬剤療法に貢献しています。本年(2012年)8月からは、処方オーダリング開始により院外処方せんを発行し、国が推奨している医薬分業に取り組み始めました。当院薬剤師は常に研鑽を積み、薬の専門家として患者さんの治療が安心・安全で円滑に進められるよう全力でサポートいたします。
調剤(内服薬・外用薬・注射薬)
外来および入院の患者さんに処方された「薬」を適正に調剤します。
薬の「量」や「のみ方」、「注射方法」が妥当であるか、「のみ合わせ」や混合による不具合がないかなど、安全性について検討します。
製剤
-
◆病院薬局製剤
-
製薬会社から販売されていない特殊な薬剤を医師の依頼に基づき調整します。
-
◆高カロリー輸液無菌調製(中心静脈栄養無菌調製)
-
注射薬混合による細菌の混入を防ぐため、薬局内に設置しているクリーンベンチ内において無菌的に注射薬の混合調製を行います。
-
◆抗がん剤無菌調製
-
処方内容や投与スケジュールを確認し、医師・看護師の安全を確保し注射薬混合による細菌の混入を防ぐため、薬局内に設置している安全キャビネット内において無菌的に注射薬の混合調製を行います。
薬剤管理指導
患者さんに薬の「のみ方」・「使い方」や「効能」、「副作用」、「その他の注意」などを説明し、「薬剤情報提供書」を交付します。また、「お薬手帳」の交付や記載を行い「お薬手帳」の利用促進にも取り組んでいます。
チーム医療への参画
栄養サポートチーム(NST)、院内感染対策チーム(ICT)、医療安全管理、糖尿病教室の一員として、患者さんに適切な薬物療法が行われるよう協力しています。
薬物血中濃度モニタリング(TDM)
患者さん個々に応じた薬の投与設計および血中濃度の解析を行い今後の投与計画を提供します。
薬品管理
当院薬局では約900品目の医薬品を管理しています。
-
◆情報管理
-
医薬品の情報を収集し、保管・管理し適正な情報をスタッフや患者さんに提供します。
-
◆品質管理
-
薬局内はもとより各診療科や病棟に配置している医薬品の品質に関わる管理を行います。
-
◆在庫管理
-
医薬品の発注・納入業務を行い適正な在庫の管理を行います。
病院と保険薬局の連携
「院外処方せん」の発行を行い患者サービスに努めます。
「お薬手帳」や「薬剤情報提供書」を活用し薬剤関連の情報共有に取り組みます。
後発医薬品(ジェネリック医薬品)
先発医薬品と同等であるとして国が承認し安価な医薬品である後発医薬品の利用は治療費の減となり患者負担の軽減につながります。このため、当院においても一部導入し現在も取り組んでいます。