細径(経鼻)内視鏡を導入しました。
当院でも経鼻内視鏡が可能となりましたのでご紹介します。
経鼻内視鏡は通常よりも細い(細径)内視鏡を使って、鼻から内視鏡を入れて検査をします。
口から入れる(経口)内視鏡のように嘔吐反射を引き起こす舌根部(舌の奥の付け根)に触れにくいため嘔吐を引き起こしにくく、比較的楽に検査が受けられます。
適応はスクリーニング検査です。画質が通常径内視鏡に比べ劣るため、精密検査には適しません。また細径内視鏡を用いた内視鏡治療はできません。
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右が細径内視鏡(経約5mm)。左と中は通常径内視鏡。 |
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検査前の準備も経口内視鏡と異なります。鼻の中のむくみをとる薬液を噴霧した後、麻酔のゼリーを流し込みます。その後麻酔薬を付着させたスティックを内視鏡の通り道に2回留置します。十分に麻酔がかかったら検査を行います。
経口内視鏡と比べ嘔吐反射は少ないのですが、挿入痛や検査後の違和感を訴える方がいます。また少なからず鼻血を生じます。鼻に病気のある方、抗血栓療法を行っている方、出血傾向がある方は経鼻内視鏡を避けた方が良いでしょう。鼻腔の狭い方は内視鏡が通過しないことがあり、その際は経口内視鏡に変更する必要があります。
経鼻内視鏡を希望される場合は、自分に合った検査であるかを主治医と相談してから受けるようにして下さい。
※年末年始休診のご案内
12月30日から1月3日までは
終日休診となります。
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月~金 8:30 ~ 11:30 13:30 ~ 16:30
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月~金 8:30 ~ 12:30 13:30 ~ 17:00 ※土曜・日曜祭日は休診となります。
※急患の場合はこの限りではありません。