リハビリテーション科・リハビリセンター
リハビリセンター |
最近ではリハビリテーションという言葉は広く用いられています。運動選手がスポーツ障害から復帰を目指すトレーニングもリハビリと呼ばれていますし、交通事故による怪我や脳血管障害からの快復のためにもリハビリが行われます。また、加齢のために身体機能が低下してきた方が、「リハビリの目的で自分で散歩をしたり、筋力トレーニングをしたりする」などと言われたりします。介護保険では「レクリエーションを利用したリハビリ」「生活リハビリ」と呼ばれるものもあります。このようにリハビリという言葉は非常に広い範囲を含んでいますが、ここでは当院のリハビリセンターを紹介してみたいと思います。
【スタッフ紹介へ】
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◆理学療法士(Physical Therapist , PT) 30名
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医学的知識に基づいた評価を行い、病気や怪我で動かしづらくなった関節や筋肉の機能回復、安静により引き起こされる心肺機能や筋力低下の改善、術後の身体機能の回復、麻痺が生じた手足の機能訓練などを行います。対象は整形外科疾患、中枢神経疾患、呼吸器疾患、循環器疾患、内科外科疾患など多義に渡り、専門的な知識技術を用いて訓練を行います。
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◆作業療法士(Occupational Therapist , OT) 10名
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生活に対する問題点に対して医学的知識に基づいて分析予測を行い、病棟での日常生活の基本的動作訓練から実際の場面での訓練(食事、整容、排泄動作)を通して、目標とする生活をイメージした訓練を行います。生活背景は多義に渡りますので訪問調査等も行い退院後のイメージをご本人はもちろんご家族ともに共有していきます。当院での対象は理学療法士と同じです。
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◆言語聴覚士(Speech-Language-Hearing Therapist , ST) 3名
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失語症(相手の言っていることがわからない、文字の意味がわからない、言葉が出ない、文字が書けない)・構音障害(声が出しにくい、舌が縺れる)や摂食・嚥下障害(上手く噛めない、飲み込めない)に対して医学的知識に基づいて分析予測、訓練を行います。主に脳血管疾患、肺炎、廃用症候群等を対象としています。
回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟とは?
急性期疾患後の患者さまが社会復帰に向けて、“集中・継続したリハビリテーション”を行う病棟です。 日常生活動作能力の向上、寝たきり防止のため、 訓練室だけではなく、病棟・ベッドサイド・屋外 など、様々な場面でリハビリを行い、退院後も安 心して生活を送れるようにスタッフ全員でサポートしてまいります。
回復期リハ病棟の3つの特徴
1.生活に即したリハビリ
病院での生活すべてを社会復帰 のための準備と捉え、患者さま 一人ひとりの退院後の状況を 想定したリハビリを実施していきます。
2.365日リハビリ
患者さまに1日でも早く回復していただくために、早期からできるだけ切れ目 のない集中的な リハビリサービ スを提供します。
3.多職種による連携
多職種による定期的なカンファレ ンスを行い、患者さま一人ひとり に合った目標を設定することで、 退院後も安心して生活できる ようにサポートしていきます。
活動報告
回復期リハビリテーション病棟では、毎月患者さま参加型のイベントを行っています。
詳しくは「お知らせ」をご覧ください。